ベルモントのステンシエラカップとリッドの紹介をします。
もう、キャンプやBBQをやる人には絶対に持ってて欲しい位オススメの商品ですが、
まず、商品の成り立ちを簡単に説明しますと、
シエラカップが誕生 ↓ ロッキーカップが誕生 ↓ ロッキーカップが生産中止となり、いくつかの日本企業が模範品を生産 ↓ ベルモントカップが市民権を得る
という感じです。
最初のシエラカップは
- 堅牢さ
キャンプやBBQで家庭用食器を持参すると移動中、準備中、使用中に破損する可能性があるが主にステンレスで出来ているこれらのカップにはその心配がない。
- スタッキング力
その形状から何個もスタッキング(重ね置き)する事が可能なので省スペース
- 耐熱性と高熱伝導力
カップ内の食材が冷めてもそのまま火にかけることが可能
- 指先持ちが可能なハンドル
人差し指、中指などで引っ掛けて持てるのでカップの熱が伝わらず、持ちやすい
というメリットがあり、ヒットした製品ではあるのですが、その逆円錐形状がやや使い勝手をスポイルしていました。
そこでロッキーカップは更に
- 形状変更
底と口の径を近づけた事により、シエラカップよりも円柱形に近くなり、容積も増え、更にドリップコーヒーなどを入れやすくなる。
- ハンドル形状の変更
ハンドルの形状が改良され、更に指に引っ掛けやすくなった
などの改良を行い、これまた世界中でヒット。こちらをシエラカップと呼ぶほど市民権を得ました。
また、手作りしていたようで、若干の個体差や細部に味があり、生産中止した現在でも非常に人気があり10倍近いプレミア価格と化しています。
そんなロッキーカップですが、今から15,6年前に生産中止となった事で日本中のロッキーカップファンは困ってしまいました。
代替品がないのですから。
そんな中、日本のいくつかの企業がロッキーカップの形状を模範し、若干異なる型を新たに製造、ベルモントカップもその一つでした。
製品バリエーションは増え、チタンモデルやより大型な600ccカップなどが製造されましたが、
最も使い勝手が良い480ccステンレスカップが今回紹介する製品です。
RESTとあるのはハンドルに左右段差を持たせる工夫により箸やスプーンを挟めるようにしたモデル。
これって地味ですが凄く便利です。ベルモントカップ使う時はいつも箸置き場に困ったものでしたが、
今回の改良で最早欠点は全て改善され、完全無欠の製品となりました。
ちなみに以前は底に大きく刻印されたbelmontロゴがアレでしたが(笑)、今のモデルはおとなしいロゴに変わっています。
2019年現在では底面に大きなベルモントロゴのエンボス加工が施された製品のみ製造しています。 残念ですが、このエンボス加工は洗いの面、熱した際の炭化物質付着という観点からも決して良い加工とは言えないので記事掲載時よりもおすすめ度は下がります。
さらに仕上げ処理も変更されたのか、側面には極細のラインが無数に入り、全体的に光沢を増し、高級感が漂います。
誰でもホームセンターやアウトドアショップでこの手のカップを見たことありますよね?
「何だか無骨でダサい」
殆どの人がそんな感想だと思います。
でも、でも、でも、一度使ってみて下さい!
店長としては人として1人1個、アウトドア人として最低1人2個、出来れば3個所有して下さい。
そうすればもう他の食器、カップは不要です。
こちらは、先程紹介したベルモントカップ用の蓋で、チタン製です。
もちろんこちらもオススメ、というかセットで使ってほしい製品。
ただの蓋なのにちょっとお高いのは熱伝導率の低いチタンで出来てるからですが、これはカップ内温度を伝えにくくするのが目的です。
とはいっても、熱を持つことは持つので熱くてリッドが取れない時用に穴が3箇所空いています。
写真であるように箸などを引っ掛けて外す用途に使いますが、店長はこの穴にワイヤーリングを通し、カップと接続することによってリッドを失くさないようにしています。
ここまでざっとベルモントカップを紹介してきましたが、そのオススメ具合は店長所有のカップ群を見れば、
全てを理解出来るはずです。