折れるカッターで有名なあのOLFAのアウトドアブランドOLFA WORKSからアウトドアナイフが発売されたのでご紹介。

OLFA ブッシュクラフトナイフ・オリーブドラブ(他にサンドベージュ色あり) ¥1,430

ブッシュクラフト

「ブッシュクラフト」とは自然との一体化を目的として、あえてハイテクな道具を使わず、人間の知恵と創意工夫のみでキャンプする行為です。

具体的には

  • ライターは使用せず火打ち石などを利用し、もっと凝ると古来から行われてきた木材の摩擦のみで火起こしをする
  • 焚き火台は使わず直火のみ
  • 炭は使わず拾った木材や枯れ葉などを利用
  • 自然素材のアウトドアアイテムのみを使用

など、よりサバイバルな傾向を持ちます。

ブッシュクラフトナイフ

このような「ブッシュクラフト」に必須であるのが頑丈なナイフ。

火起こしに必要な火口として木材でフェザースティックを作ったり、鍋の柄を木の棒で自作したり、ファイヤースチールを擦る手段として使用するのが一般的。

フェザースティック

柄を自作

このように「ブッシュクラフト」スタイルはまずナイフありきなので肝心のナイフの使い勝手が重要となります。

OLFAのBK1

昨今のキャンプブームに触発されたOLFAがアウトドア業界に新規参入、第一弾でブッシュクラフトナイフBK1が発売されました。

ブッシュクラフトナイフとしての使い勝手に注目してみます

程よいサイズ

全長約116mm×幅約23mm×厚さ約10.5mmのブッシュクラフトナイフとしては小さめのサイズ。

実際の所、日本ではブッシュクラフトスタイルといえど「なんちゃってブッシュクラフト」のキャンパーが殆どでしょう。

銃刀法もありますのであまり大げさなナイフは考えもの。

あえてこのサイズとしたOLFAの戦略は日本のキャンプスタイルを良く研究していると思います。

堅牢な刃と金属ボディ

錆びにくいステンレスを採用した刃の厚みは実測で1.2mm。

ザクザク木を削るというわけには行きませんが、小枝程度の造作は楽勝です。

また本体も金属製なので落とした場合に凹む事はあっても柄が割れたりすることはありません。

オススメはしませんが火にも強いと思われます。

刃厚は1.2mm

樫の木並に硬い木ですが、皮を削るのには全く問題ありません。

伸縮ネジロック

BK1は折り畳みではなくネジで任意の長さに固定。

ネジで刃を固定

少しコツを必要としますが狭い場所でも片手での固定が可能。

折り畳みは使用時に両手が塞がることが多く、また個人的にも狭い場所で刃を出すのに難儀した経験があるので「今までなかったタイプ」のアウトドアナイフと言えます。

日常でも使える汎用性

カッターのように使用することも勿論可能。

というか積極的にカッターとして使ってもいいくらいで、かなり雑に使用しても刃が折れる心配は不要。

任意の長さに固定出来る特徴を活かし、ダンボール等に使用すれば中身を損傷することなく開封が可能です。

3~5mmの長さに固定してダンボールなどの開封に使用

向かないシチュエーション

刃をネジで固定する仕様上、刺す事に関しては向いてません。

木材などに強めの力で刺そうとしてもネジが負けて刃が縮みます。

ただし、あくまで「強めに」なので肉などを刺す場合は問題ありません。


このように日常でも使える汎用性、アウトドアでも十分な性能、お値段お手頃のBK1。

ブッシュクラフトスタイルのみならず通常のキャンプでも是非お試しください。

 

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