今回はソフトクーラーの大定番である、シアトルスポーツのソフトクーラー「フロストパック」を紹介します。

シアトルスポーツは1983年に設立された防水バックを主とするブランドですが、ソフトクーラーバックの「フロストパック」がリリースされたことによって日本では一気にその名が広まりました。

新モデルの12QTと旧モデルの40QT

現在でもソフトクーラーといえばシアトルスポーツの「フロストパック」の事を指すくらいメジャーな存在となっています。

何故フロストパックを選ぶか?

ソフトクーラーの元祖である

意外に知られていませんが、フロストパックはソフト型クーラーバッグの元祖です。

色とサイズが豊富

赤、青、黄、白、タンの全5色、12QT~40QTの容量4種で計20種類のバリエーションがあります。

保冷力が高い

強固で保水しない生地であるポリエステルウェビングに断熱材を挟み、RFシーム溶着技術で本体は頑丈で完全防水、フタ部分以外に縫い目が存在しないことから冷気が漏れる事もなく保冷力が非常に高いです。

更に縫い目があるフタ部分に関してもフラップ加工がされているので部分的にはむしろ本体部より保冷力が高いかもしれません。

店長自身、他のソフトクーラーを使用したこともありますが、外側が結露してびちゃびちゃ(結露するということは外側が冷える=冷気が漏れている)になったことがありますが、フロストパックではそのような経験はなく、また溶けた氷が染み出す事も全くありません。

シンプルでポップなデザイン

外側にポケットなどはなく、ノペっとしたただの箱に見えますが車などへの積載時に引っかかりがなく、収納がスムーズ。折り畳めば非常に薄くなります。

12QTを折り畳んだ状態(販売時)

色はアウトドアで冴えるポップなカラーでソフトクーラーではありますが、安っぽくなく高級感があります。

耐久性が高い

店長が使う個体は15年位前の物ですが、壊れたり破ける気配は全くありません。

ソフトクーラーのメリット

優れた性能のフロストパックですが、ソフトクーラーならではのメリットとして以下があります

軽量

同じ容積のハードクーラーと比べ、4-5倍軽く、食材や飲料をフルに入れても1人でラクラク持ち運べます。

折り畳み、または小さくすることが可能

ハードクーラーは当たり前ながら体積が常に100%ですが、ソフトクーラーは使用しない場合は折り畳んで保管が可能です。

 

この2大メリットがソフトクーラーを使う最大の理由となるでしょう。逆に言うとこれらにメリットを感じない方はソフトクーラーを選ぶ意味はあまりありません。

ソフトクーラーのデメリット

保冷力はハードクーラーより劣る

ウレタンが分厚く充填されているハードクーラーなどと比べれば当然保冷力は劣ります。

設置は必ず日陰、開閉は最小限などの工夫である程度は乗り越えられますがそれでもハードクーラーには敵いません。

但し、真夏以外かつ一泊程度のキャンプであれば十分な保冷能力を保ちますし、何十回と使用している店長が食中毒になったことはありません。

開閉がジッパー式が殆どで開閉が面倒

ハードクーラーは片手での開閉が可能ですが、フロストパックを含むソフトクーラーの殆どはジッパー式であるので開閉が面倒です。

しかも、最後までジッパーを閉めずに放置して保冷力が著しく下がることもあるので注意が必要です。

実はこのデメリットが結構大きく、店長などは開閉が面倒くさいという理由でハードクーラーを使用することがあります。

今季のフロストパック

ただでさえ性能の高いフロストバックですが、嬉しいことに今季から性能アップと価格ダウンの変更がありました。

  • 生産拠点がアメリカから中国
  • 1枚の断熱材が2枚となり断熱性能がアップ。部分的に測った所、大体2,3mm厚くなってます。
  • 値段が30%~40%安くなった(40QTで15120円が9288円と39%OFF)
  • 断熱材が二倍になったことに伴い、生地がクタッとしにくくなった(その代りやや硬い)

12QT、23QTのショルダーストラップが変更されLOCOMODIVシステムと呼ばれるゴム製で梯子状のストラップが付きます。

LOCOMODIVEシステムのストラップ

製品名 リットル換算 価格(税抜) 当店在庫
レッド ブルー イエロー タン ホワイト
12QT 11.3L ¥5,200  
23QT 21L ¥6,000
25QT 23.6L ¥6,800      
40QT 37.8L ¥8,600    

どのサイズを選ぶか

左から12QT,25QT,40QT,23QT

キャンプやBBQには行かず、ピクニックや出先の休憩などで冷たい飲み物が欲しい→12QT

ソロでのキャンプや、日常使いなど最も汎用性が高い→23QT

収納性が良く、2Lペットボトルを縦置きする予定のない→25QT

家族キャンプや何泊もする→40QT

という感じで良いと思いますが、迷ったら23QTを基本としてください。

応用で、食材や氷などはハードクーラーとし、飲料などはフロストパックの小サイズを併用という使い方も良くある手法です。


昨今様々なソフトクーラーがリリースされてますが、迷ったらまずはフロストパックを第一に検討してください。

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