シュラフ(寝袋)使用の方、いざテント内で使おうとしたらジッパーが噛んでイライラした経験がありませんか?
そんな方に朗報!ナンガのスライダースムーサーの紹介です。
シュラフのジッパーというものは実は色々と問題を抱えてます。
まず、シュラフは断熱という命題を常に背負っているので、ちゃんとしたシュラフメーカーであればジッパー付近の冷気を防いだり、ジッパーが肌や顔に直接触れないようにナイロン生地で覆う加工(=フラップ加工)がしてあるのが普通です。
これは機能としては正しいのですが、フラップはピラピラしてしてるのでジッパーを巻き込みやすく、所謂「噛む」という状態になりがちです。
そんなのシュラフメーカーが工夫すれば良い話だけの話ではないか?とも思えますが、そう簡単に話が済むわけではなく、常に重量との戦いをしているシュラフメーカーもここの加工でシュラフ自体が重くなってしまうのは避けたい、ここを工夫してシュラフが重くなるくらいならジッパーの噛みは我慢してもらって軽量化・・という図式になります。
従って、ジッパーがフラップを噛む対策は二の次になり、結果としてシュラフの「ジッパーが噛みやすい」問題は中々解決しません。
それならばと、そもそもジッパーそのものに工夫をしようとシュラフメーカーのナンガが開発したのが「スライダースムーサー」です。
スライダースムーサーは2個一組のパーツで出来ており、ジッパータブ部分にパチリとするだけの簡単取り付けですが、その効果は絶大でこれを取り付けただけでまずフラップを噛む機会は激減します。
但し、全てのジッパーに取り付けられる訳ではなく、手持ちのシュラフの実験では
・ナンガのオーロラDX
・イスカのAir450
はOKで、
・モンベルのバロウバッグ
・ウェスタンマウンテニアリングのウルトラライト
はNGでした。
店頭サンプルありますので取り付け可能かシュラフ持参でお試しください。