アウトドアで寝る時どうしてますか?
キャンプ初心者の方や、そもそもアウトドアに詳しくない方など「まず寝袋でしょ」と思ってることが多いかと思いますが、違いますよ。
まずは「マット」です。大事なことなのでもう一度言います、「マット」は非常に重要です。
そんなワケで「サーマレスト Z-Lite SOL」シリーズの紹介をします。
そもそも何故マットが必要なのか?
アウトドアでは家などと違い、地面からの冷気がダイレクトに伝わってきます。
この冷たさ、想像できます?夏でも地面からの冷気で眠れないとか普通にありますし、
小石や砂利の上ではマットなしではまず眠れません。というか長時間横になれません。
人間横になるだけである程度の疲労回復が図れる事からもあらゆる使用箇所を考えた場合、寝袋よりもマットが先です。
世の中アウトドア用のマットは数多く存在しますが、店長の経験、世間の評判、信頼性などなど全てを総合した中で、
最も初心者にオススメなのが今回紹介するサーマレストのZ-Lite SOLシリーズです。
マットは使用・携行時の状態などでエア式、自動膨張(インフレータブル)式、クローズドセル式に分かれます。
他の方式は別な機会に紹介しますが、今回のZ-Lite SOLはクローズドセル式のマットとなり、
簡単にいうと「使用・収納に特別な作業が不要」「壊れない」という大きな特徴があります。
見たまんまですね、上記写真のパッケージに入ってるのが「収納した状態」下にある卵のパッケージみたいなのが「使用の状態です」
パタッと畳めば収納、広げれば使用、簡単です。
エア式、自動膨張式などと違い、「パンク」も物理的にありえません。
もちろんハサミで切れば切れますし、先の尖ったもので思いっきり突けば穴は空きます。
ただ、仮にそのような破損をしたしても「寝る」という行為には殆ど影響ありません。
他にもクローズドセル式には丸めたりして収納する物がありますが、
Z-Liteのような折り畳み式は収納サイズが小さいこと、収納後の搬送中に広がらない事が大きなメリットです。
写真のムアツ布団のような突起には理由があって、収納時に収まりやすく、
就寝中に発生した汗が窪みに溜まりシュラフを浸さないなどの特徴があり、
特に収納の収まりに関しては「よく考えたなあ」と関心しますね。
ちなみにこの突起が痛そうという感想を持つ人がいるかもしれませんが、全くそのような事はなく快適そのものです。
今回のZ-Lite SOLの「SOL」はアルミ蒸着を意味し、他のZ-Liteシリーズよりも20%断熱性能が上で、暖かさを示すR値は2.6となります。
大体R値2前後で3シーズン対応なので2.6あれば真冬や雪上でなければ殆どどこの場所でも使用可能。
ホームセンターなどにある銀のマットはR値0.25~0.5という低い値なので夏以外では使用しないほうがいいでしょう。
更にマットには使用目的ごとに大きさが設定されており、以下の表ではサイズ別にどのような用途が適しているが示しています。
Z-Lite SOL | Z Seat | |||
---|---|---|---|---|
スモール | レギュラー | |||
大きさ | 51×130cm | 51×180cm | 41×33cm | |
重量 | 290g | 410g | 60g | |
適応 | キャンプ | ○ | ◎ | × |
テン泊登山 | ◎ | ○ | △ | |
日帰り登山・ハイキング・BBQ | ○ | △ | ◎ | |
本体価格 | ¥5,500 | ¥7,200 | ¥2,200 |
Z SeatはZ-Lite SOLの性能そのままで座布団サイズにした物、日帰り登山やハイキングなどに適しますが、
世の中驚くことにこれだけでテン泊登山をこなす人もいます。初心者の方はマネしないように(△としてますが殆ど×)。
ちなみにレギュラーを買って、2セルほど切ればスモールサイズになり、切った方をハイキング用に使うという使い方もアリ。
レギュラーは車の中で横になった時に端のセルを折りたたんで枕とかに出来たりしますが、これも折りたたみ収納の利点。
いずれにせよサイズ選びはよく考えて下さい。店長はもちろんレギュラーをオススメします。