PackTowl(パックタオル)リュクスタオルの紹介

パックタオルはもうすっかりおなじみとなったアウトドア用タオルの専門ブランドで、今現在数あるアウトドアタオルの中でも元祖かつ王者に君臨しています。

PACKTOWL リュクスタオル

アウトドアタオルの存在意義

アウトドアタオルの存在意義はその重量と収納性、更には速乾性にあり、常に汗や雨の対策を視野に入れねばならないアウトドアアクティビティでなくてはならないものです。

特に装備が限られる登山では濡れてしまった装備や、汗を拭くタオルが「中々乾かない」では済みません。一秒でも速く乾き、何度も使用するのが大事だったりします。

重量のみならず、かさばる家庭用コットンタオルは収納スペース的にも厳しいものがあり、アウトドアタオルを使用する以前では日本に昔からある「手ぬぐい」が使用されていたりしました。

パックタオルの歴史

店長が知る限りのパックタオルの歴史ですが、最初にパックタオルオリジナルが発売されます。

PackTowl オリジナル

オリジナルは天然のセルロース繊維を素材としてタオルで、自重の10倍ほどの水を吸収しますが、ゴワついた感触がお世辞にも拭き心地が良いと言えず(現在はかなり改良されてます)、市場からは「いいんだけどもう少しなんとかならない?」という声を受けて、その後パーソナルが発売されます。

PackTowl パーソナル

パーソナルはオリジナルよりも柔らかさと感触が相当改善され、日常使いにおいても遜色ないほどに進化しましたが、オリジナルほどは水を吸わず、またコットンとさほど変わらない速乾性でした。

パーソナル発売後、ウルトラライト(超軽量)アイテム流行の中でウルトラライトが発売されます。

PackTowl ウルトラライト

ウルトラライトはその名の通り、かなりの軽量化を達成し、FACEモデル(25×35cm)で13gしかなく、余裕で手の中に収まるほど小さくなります。

相当軽量化されているので、登山を中心に爆発的に広まりましたが、今度は拭き心地がオリジナルにも劣り、一見するとタオルというより紙のような質感で「水を吸う道具」という表現がピッタリの代物になりました。

但し、その収納性はやはり素晴らしく、ボディサイズですら畳めば大きめのスマホほどのサイズになり、体全体を拭くにも十分な性能を持ち合わせています。

日常使いとアウトドア用途を両立したリュクスタオル

拭き心地を重視すると日常ではパックタオルは不向きであり、結果として「登山でもないんだからこんなのいらない」となります。

そんな中、日常使いでも使用出来るほどコットンと遜色ない拭き心地、アウトドアアクティビティでも使用出来る速乾性と吸収性をとことんまで追求したのが「リュクスタオル」です。

PackTow リュクスタオル

店長が数年前に国内正規代理店「モチヅキ」の社員の方とキャンプした時に、初めてリュクスタオルを見せてもらったのですが、既存のアウトドアタオルとは全く違う拭き心地に衝撃を受けたのを良く覚えています。

パイル織りされた生地の拭き心地は限りなくコットンに近く、速乾性も大変優れており同サイズ重量のコットンタオルに比べ何と1/3の速さで乾きます。

カラーもアウトドアのみならず家庭用としてもオサレで洗練された色合いで、収納ポーチも付いているのでかさばりません。

  FACE HAND BODY BEACH
カラー ディープシー ディープシー ディープシー ディープシー
ブロンズ ブロンズ ブロンズ ブロンズ
アクアマリン アクアマリン アクアマリン アクアマリン
オーキッド オーキッド オーキッド オーキッド
レインフォレスト レインフォレスト レインフォレスト レインフォレスト
寸法 25×35cm 42×92cm 64×137cm 91×150cm
重量 31g 129g 295g 455g
値段(税抜) ¥1,800 3,500 4,200 6,200

最近になってリュクスタオルのような拭き心地を重視したアウトドアタオルがいくつか発売されていますが、残念ながらリュクスタオルほどの拭き心地レベルのは達しておらず、コットンとさほど変わらない拭き心地でアウトドア速乾タオルをお求めの方にはリュクスタオル一択であると断言します。

おすすめサイズ

まずはFACEサイズをオススメします。恐らくは一番使用機会が多いのがFACEサイズで、これだけで十二分に仕事をしてくれるでしょう。

次にオススメなのがBODYサイズ。バスタオル代わりやマットの上に敷いたり出来ます。雨の日用に車のシートに敷いたりするのもいいですね。

店長はプールなどで体を拭いたりするのに良く使いますが、コットンタオルが水をたっぷり吸ってずっしり重くなるのに比べ、リュクスタオルならば使ったそばから乾き始めるので洗濯時にあれ?あんまり濡れてない?と思うことが良くあります。

次にHANDですが、意外と嵩張る割にはバスタオルとしてもやや小さいので中途半端かな?と思います。もう少し小さければ首に巻くことも出来るのですが、それにはやや大きい。恐らくHAND一つあれば何にでも対応できますが、使い勝手の観点からはさほどオススメしません。

BEACHはその名の通りビーチやプールで使用するのを想定してるほど大きいので普段あまり使うことはないでしょう。

リュクスタオルの欠点

残念ながらリュクスタオルにも欠点があります。

まずはお値段。

一番オススメのFACEサイズで¥1,944(税込)と同じ様なサイズ・カラーのコットンタオルに比べて5倍以上高い値付で中々手が出ません。

その外観と感触からコットンタオルとして見られやすいので余計に高く感じます。

逆にリュクスタオル以外のパックタオルは「ちょっと変わったタオル」に見られやすいのでさほど高く感じないのは皮肉ですね。

更にそのオサレな色の代償としてやや色落ちしやすく、色落ち・色移りしなくなるまで数回~10回ほど洗濯する必要があります(濃い色ほど色落ちしやすい)。

それと、コットンタオルに限りなく近いとは思いますが、やはりコットンとは違うのでマイクロファイバーならではの肌への吸い付きが良すぎて滑りが若干悪い点は否定出来ません。

他のパックタオルはダメなのか?

いずれ機会があれは紹介しますが、他のパックタオルがダメという訳ではありません。

オリジナルやウルトラライトなどは水を吸収させてすぐに絞る使い方に優れていますし、パーソナルは登山などで首に巻いて使う手ぬぐい的使い方に適しています。

店長などはウルトラライトの最大サイズを適当に切ってコッヘルやジェットボイルの緩衝材として使用しています。

拭いたあとに少しすれば乾燥するのでそのままボンベやストーブを包んで緩衝材の代わりに収納出来るので非常に重宝しています。

どれが良い、悪いではなく、結局は「何に使うか」を良く検討してみてください。

 

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